私の好きな曲に「アルフォンシーナと海」というのがある。
このアルゼンチンの曲は有名でいろんな人が歌っています。

私はこの詞を
本日亡くなられた本田美奈子さんのために書きたくなりました。
彼女の繊細で美しい声が大好きでした。
この曲は美しい彼女の声で聞いてみたかったと思う。
舞台に戻ってくる日を心待ちにしていましたが、
叶わず残念です。ご冥福をお祈りします。

「アルフォンシーナと海」

Bájame la lámpara un poco más.
ほんの少しランプの火を落として頂戴・・

Déjame que duerma , nodriza en paz.
平和な母の胸の中で静かに眠らせて。 

Y si llama él no le digas que estoy,
もし彼が私を訪ねてきても私はいないと言って

dile que Alfonsina no vuelve.

アルフォンシーナはもう戻りませんと

Y si llama él no le digas nunca que estoy,
彼がたずねてきても 決しているとは言わないで 

di que me he ido.

私はもう行ってしまったと・・・




Te vas Alfonsina con tu soledad.
アルフォンシーナ・・君は孤独とともに行ってしまう

¿ Qué poemas nuevos fuiste a buscar ?
一体どんな 新しい詩を探しにいったの?

Y una voz antigua de viento y de sal
塩と風のいにしえの声が

te requiebra el alma
y la está llevando
君の魂を誘い、そして連れ去ってゆく

Y te vas , hacia allá como en sueños ,
そして君は行ってしまう 夢のような向こう側へ 

dormida Alfonsina , vestida de mar.
眠るように アルフォンシーナは海という衣をまとって


この歌はアルゼンチンの女性詩人であるアルフォンシーナ・ストルニが
人生最後の詩を残し海に消えた実話を、その最後の詩を盛り込んで
書かれています。